国家資格を取得して独立開業したとしても、待っているだけでは仕事は来ないので、営業活動をしなければなりません。ここでは、どのように営業活動をするのかについてご説明します。
やはり一番有効なのは、人からの紹介です。学生時代や社会人になってからの人脈で仕事を紹介してもらえるケースがありますので、国家資格を取得して独立開業する場合には、挨拶状を送るなどして友人知人に開業した旨を伝えるべきです。また、顧客からの紹介やクチコミにより仕事が来るケースも多いですので、既存の顧客を大切にすることも忘れないでください。
ホームページ(HP)を立ち上げて、そこから集客するという方法です。この場合、見やすく業務内容がわかりやすいHPを作るとともに、多くの人にHPを見てもらえるように、SEO(検索エンジン最適化;Search Engine Optimization)対策が重要となります。
また、Google AdWords等のクリック課金型の広告を出すのも良いと思います。この方法は、見込み客だけを狙って広告を配信でき、広告のクリックに対して課金されて無駄が少なく、効果の測定もしやすいというメリットがあります。
個々の顧客に対してパンフレット等を送る宣伝方法ですが、独立開業して間もない頃は顧客名簿が十分ではないことが多く、まずは見込み客の名簿を手に入れることから始めなければなりません。
そこで、指定した地域の全戸に郵便物を届ける配達地域指定郵便物(タウンメール)を利用する方法もあります。これならば名簿も不要ですし、地域を絞った新規顧客獲得には有効な手段かもしれません。ただし、この方法は、見込み客だけを狙って配信することができないのが難点です。
新聞や雑誌の広告は広く多くの人に見てもらえる点で宣伝効果がそれなりに高いと思われますが、掲載料が高額になるのが難点です。また、新聞折込チラシは地域を絞った宣伝手段ですが、見込み客だけを狙って配信することができないですし、見ないで捨てる人も多く、それほど効果は期待できないと考えてよいでしょう。
取引先の金融機関から紹介してもらう方法ですが、その金融機関から融資を受けている場合などには紹介してもらえるケースがあります。また、信金などで積立の預金をしておくと、毎月集金に来る担当者と馴染みになって、その担当者からの紹介も期待できることがあります。
同業種の人との交流は、業務上の情報交換ができるというメリットがあるばかりでなく、お互いの得意分野を知ることで仕事を融通しあうことも期待できます。士業の場合は、積極的に単位会や支部の集まりに顔を出すと良いでしょう。
異業種の人との交流は、様々な業界の情報を得ることができる上に、人脈を広げることもできますので、仕事の幅を広げたり仕事の紹介をしてもらえるなどのメリットが考えられます。ただし、会費の安い異業種交流会に参加しても、たいした人は来ていないので、有益な情報や人脈を得ることは難しいと思われます。参加する場合には主催団体や参加者の構成等を調べた上で、それなりの会費の交流会に参加すべきです。